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Activity Report

最新情報

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2011年度  | 2012年度  | 2013年度

2012.3.27
あすと長町(仙台市)で支援活動が始まりました。 仙台市太白区レクリエーション協会

2012.3.27
東松島市の仮設住宅でレクリエーション研修の受講生が活躍

2012.03.18
「高齢者を対象としたレクリエーション・ボランティアセミナー」開催

2012.3.13
大船渡市のサロン活動を支援 岩手県レクリエーション協会

2012.2.26
岩手県宮古市レク協会 「心とからだのリフレッシュ教室」開催

2012.2.24
住田町で高齢者の健康づくり 遠野市レクリエーション協会

2012.2.20
仮設入居者に笑顔を -福島市レクリエーション協会-

2012.2.11
Vision of the team recrew—震災レク支援のこれから― レクリエーション支援の方向を考える

2012.1.14
カラダが動いてきた! 山田町大沢仮設団地集会所 岩手県レクリエーション協会

2011.10.25~31
あなたに会えて良かった!たくさんの笑顔をありがとう! 笑顔宅急便IN福島(復興支援ボランティア活動報告)

2011.12.16
被災者に寄り添う支援活動をめざして おおさきレクリエーション協会(宮城県)

2011.11.30
一つずつ「日常」を取り戻すために。岩手県大槌町

2011.11.23
南相馬市の子どもたちが「あそびの城」に参加しました。伊達市レクリエーション協会

2011.11.5
17回の活動に553人が参加 遠野市レクリエーション協会

2011.11.12
福島県相馬市で「あそびの城inそうま」が開かれました。

2011.11.6
宮古市レクリエーション協会が高浜仮設団地で「ふれあい健康教室」を行いました。

2011.10.20
大東町レクリエーション協会が陸前高田市で支援活動を始めました。

2011.10.8
仙台市レクリエーション協会の仮設住宅支援が始まりました。

2011.9.18
福島県レクリエーション協会が飯舘村仮設住宅を訪問しました。

2011.9.4
いわて子どもあそび隊が田野畑村「親子ふれあい広場」で活動しました。

2011.8.28
福島民報、福島民友新聞にネイチャー&レクリエーション楽宿の様子が掲載されました。

2011.8.20
仮設住宅に住む浪江町のみなさんと楽しい一時を 福島市レクリエーション協会

2011.8.20
仮設住宅での活動が始まりました! しちがはまレクリエーション協会(宮城県七ヶ浜町)

2011.8.19
宮城県レクリエーション協会が石巻市鮎川地区の避難所で行ったレクリエーション・ボランティアの様子(動画)をUPしました。

2011.8.9
【詳報~その3~】ネイチャー&レクリエーション楽宿の実施状況

2011.8.9
【詳報~その2~】ネイチャー&レクリエーション楽宿を支えたスタッフ

2011.8.9
【詳報~その1~】全日程終了!! ネイチャー&レクリエーション楽宿

2011.8.7
福島県レクリエーション協会 放射線を気にせず、伸び伸びキャンプ!

2011.8.7
宮城県レクリエーション協会 女川町の子どもたちが鬼首スキー場で野外活動を楽しみました

2011.8.6
【速報】ネイチャー&レクリエーション楽宿 第2期終了

2011.8.3
【速報】ネイチャー&レクリエーション楽宿(がっしゅく)スタート!!

2011.8.1
野田村の子どもたちを八戸のお祭りに

2011.7.20
八戸市レクリエーション協会、岩手県野田村でレク・ボランティア

2011.7.17
遠野市レクリエーション協会、柏木平レイクリゾートでレク支援

2011.7.17
陸前高田市立横田小学校の親子が遠野市に遊びに来ました。

2011.7.12
八戸市レクリエーション協会、岩手県野田村でレク・ボランティア

2011.6.29
課程認定校青森県八戸短期大学の学生の皆さんが、岩手県野田村でレク・ボランティア活動

2011.6.05
福島県うつくしま情報局、福島県レクリエーション協会のレク・ボランティア活動を放映

2011.5.28
久慈市レクリエーション協会が全国あそびの日キャンペーン”集まれ久慈っ子 チャレンジ広場”を行いました

Activity Report

2012.3.13
大船渡市のサロン活動を支援 岩手県レクリエーション協会

最新情報














 東日本大震災から一年が過ぎた3月13日、岩手県レクリエーション協会の小島勝子さんと佐々木雅子さん、花巻市レク協会の新渕久郎さんと平藤一芳さんが大船渡市の仮設住宅を訪れました。
 大船渡市では、仮設住宅の支援として運営支援員を常駐させているほか、主な集会所での週一回のサロン活動を大船渡市社会福祉協議会が運営しています。このサロンには、地域によっては仮設住宅だけでなく、借り上げ住宅や自宅で暮らす被災者も参加しており、被災者の健康の状態やニーズを把握する大切な機会にもなっているといいます。今回は、このサロンの運営を岩手県レク協会が手伝いに行きました。
 午前中に訪れたのは、三陸町綾里地区の黒土田仮設団地です。集会所に来た方は、最初に血圧を測り、社協の職員と変わったことなどないか話しをします。参加者の方も、「まだあの人が来てないわね」と、いつもの仲間が来ているか確認しています。そのあとを岩手県レク協会が担当しました。


 小島さんが「今日はみなさんの笑顔を見に来ました。短い時間ですが一緒に笑いましょう」と語りかけ、手の指、足の指を動かす運動を始めました。楽しくできるように、左右の指を一つずらしながら折っていく指遊びを入れたり、歌を歌いながら進めます。


身体がほぐれたところで、タオルを使った体操です。腕をまわしたり身体を伸ばしたりすると、「気持ちがいい」という声が聞かれました。後半は、グループでジャンケンをしながらカードを集めていくゲームを楽しみました。ジャンケンの勝ち負けにみんなで一喜一憂したり、どのカードを集めるかグループで相談します。「この仮設団地はいくつかの集落の人たちがいるので、こういう機会に話しをするのがいい」と参加者の方が話してくれました。


 最後にみんなでお茶のみをした時、家族が津波の被害から気持ちを持ち直す様子が語られ、「やっぱり一年かかるね」と、この一年を振り返っていました。ワカメやアワビを採っていた人たちは、「あれから海には行ってない」と話しながらも、「今がちょうどワカメを採っている時期」など、それまでの生活を懐かしんでいました。また、震災前は三世代で暮らしていたものの、仮設住宅には分かれて住まなくてはならず、家族が離れることの寂しさを話す方もいました。


 午後は同じ三陸町の起喜来地区、杉下仮設団地です。この仮設団地は同じ集落の方が暮らしています。集会所に参加者が来るたび、「来ましたか」と迎えいれ、「来ましたよ」「ご苦労さまです」と話しが始まります。運営支援員の方が「ここは、毎週のサロンを本当に楽しみにしている」と話してくれました。
 午後は、歌から始まりました。新渕さんのアコーデオンを伴奏に、「北国の春」をみんなで歌いました。そして、タオル体操やグループゲームを楽しみました。


 この日は、ある参加者の津波で流されたアルバムを、社協の職員が見つけて手渡しました。社協事務所の一角では、発見された写真を集めて公開しています。その職員は、参加者と似ている子どもの写真を見つけ、気づいたそうで、サロン活動を通して継続的に関わっていく支援が功を奏しました。アルバムを受け取った方はとても喜び、しかし、写真のお孫さんは亡くなってしまい、「津波で家財が流されたことよりも、孫のことがショックで」と気持ちを話してくれました。


 これまでのいろいろな支援に感謝する方もいました。「ここにいると、欲しいものは手に入る」と言い、「上を見たらきりがないし、下を見てもきりがない。今の暮らしの中で、できることは工夫をして、がんばっていかないと」と話してくれました。
 東日本大震災から一年。「あの人があのように詳しく話しをするのを初めて聞いた」という言葉をよく耳にします。気持ちを持ち直した人、また、一年を機に気持ちを持ち直そうとしている人、被災者のみなさんが気持ちを整理するために、その時の心持ちを話しているようにも見えます。また、これからの生活や住まいについて、被災者がそれぞれ考えなくてはならない時期でもあり、そのための不安やストレスを和らげるためにも、レクリエーション支援の中で、被災者の気持ちや話しに寄り添うことが大切になっています。
 大船渡市の担当者によると、仮設団地のような集会所がない「借り上げ住宅」で暮らす方々への支援も課題とのことです。今後、被災者が地域に戻り、あるいは新しい地域に入っていくことを考えても、地域の中にある借り上げ住宅への支援は、レクリエーション協会の支援としても考えていかなくてはならない課題です。

※借り上げ住宅:仮設住宅として市が借り上げた民間住宅。「既存住宅利用応急仮設住宅」、「見なし仮設住宅」等とも呼ばれている。