レク・ボランティアサポート支援金に
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Team Recrewの活動を支援するための支援募金を募集しています。いただきました支援募金は、被災地で実施するレクリエーション・プログラムの運営に活用させていただきます。振込手数料は無料です。
●銀行振込(支援募金受付専用口座)
名義=財団法人 日本レクリエーション協会
(みずほ銀行虎ノ門支店 普通預金2746628)
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●問い合わせ
公益財団法人 日本レクリエーション協会
総務・経理チーム
TEL.03-3265-1241
e-mail : soumu@recreation.or.jp
広い屋内で伸び伸びと遊ぶ「あそびの城inそうま」
相馬市レクリエーション協会
11月12日(土)、福島県相馬市で「あそびの城inそうま」が開かれました。相馬市ではこれまで「そうま中央スポーツクラブ」が、子どもの居場所作りの一環として「プレイスポットそうま」を実施していましたが、震災の影響で中断。相馬市レクリエーション協会、福島市レクリエーション協会、伊達市レクリエーション協会の支援により、今回活動が再開されることとなったのです。
午後2時、会場となった相馬市のスポーツアリーナそうまには、90人を超える子どもたちと保護者約30人が集まりました。相馬市レク協会の荒孝一会長の挨拶、オリエンテーションからあそびの城がスタート。120人を超える参加者は3つのグループに別れ、プログラムを楽しみました。
1つ目のプログラムは伊達市レク協会の皆さんが用意したジャンボ・トランプです。最初に、「数集まり」というゲーム(リーダーの笛を吹く数に合わせてグループを作る遊び)で5つのグループを作りました。続いて、そのグループでばば抜き。各グループに大きなトランプが配られ、「ジョーカーが来た!」「シーっ!聞こえちゃうよ」など、子どもたちの声が聞こえてきます。ゲームはビリ争いになるほど盛り上がり、ほしいカードを引くたびに「イエーイ!」という歓声が響いていました。
2つ目のプログラムはチャレンジ・ザ・ゲームです。福島市レク協会の皆さんのリードでキャッチング・ザ・スティックに挑戦。早速スティックを移動させていく練習が始まりました。小さい子どもが多いグループでは、一人2本のスティックを1本にしてチャレンジ。お母さんたちも列に入って楽しみました。向かい合った2人が複数のリングをまとめて投げ、キャッチするペア・リング・キャッチでは、元気が有り余ってか、コントロールに一苦労。段々に2人の距離を広げ、リングをキャッチし損なうたびに笑い声が上がりました。
この日は社団法人中央青少年団体連絡協議会が行う「ポニーに乗せて夢届け事業」も参加。3つ目のプログラムはポニーの乗馬体験です。スポーツアリーナの駐車場でポニーに触れ、子どもたちは「暖かい」「首に触った」「思ったより高かった」と感想を話していました。
「プレイスポットそうま」は昨年度よりも登録者数が多くなりました。
保護者の皆さんも「広い屋内で伸び伸びと遊ばせるために参加した」といいます。
今後も福島市レク協会、伊達市レク協会、相馬市レク協会が連携して「あそびの城」を運営していきます。
南相馬市の子どもたちが伊達市
「あそびの城」に参加
伊達市レクリエーション協会
福島県伊達市レクリエーション協会は、子どもの居場所作りとして「やながわあそびの城ジュニアレククラブ」の活動を年間を通して実施しています。11月23日(水・祝)の活動には南相馬市の親子が参加し、伊達市の子どもたちとクッキングやゲームを楽しみました。
朝9時、会場の梁川農村環境改善センターに南相馬市の親子を乗せたマイクロバスが到着しました。子どもたちは、早速エプロンと三角巾をつけて調理室へ。この日作るのはギョウザとおにぎりです。
最初にギョウザの材料、ニラとキャベツを刻みます。危なげな手つきを見ると、子どもたち同士で「猫の手で押さえるんだよ」と教え合っていました。ギョウザを包む時には、つい具をのせ過ぎて口が閉じず苦労したり、平べったくなったり…。個性豊かなギョウザができあがりました。
おにぎり作りでは、ラップの上にご飯をのせてもらい、ラップに包んで握ります。子どもたちはここでも想像力を発揮。ハートの形や星型、ミッキーマウス型のおにぎりもできあがりました。
ギョウザとおにぎりをみんなで美味しくいただいた後は、ゲームで交流です。ホイッスルの数に合わせてグループを作るゲームや、「晴れ、くもり、雨、台風」の合図で席を取り合う「天気予報ゲーム」、団扇で扇いでティッシュを運ぶリレー、ペットボトルの中に入ったたくさんの割り箸を出し入れするリレーなど、身体を動かし夢中になって楽しみました。
伊達市には、南相馬市から避難してきた子どもたちもいます。この日は、そうした子どもと南相馬市の子どもが久しぶりに再会する場面もありました。
相馬市、南相馬市の沿岸部も被災のため、子どもたちの遊び場がなくなっています。
伊達市レク協会の「あそびの城」は平成16年から続けられており、子どもたちが毎年楽しみにしている活動になっています。
「やながわあそびの城ジュニアクラブ」の登録も例年より増えました。
伊達市レク協会の活動はブログでご覧いただけます。http://date-rec.jugem.jp/
小さな仮設団地でも「ふれあい健康教室」を
宮古市レクリエーション協会
避難所や被災地域の小学校等で支援活動を行ってきた宮古市レクリエーション協会が、10月より仮設住宅での活動を開始しています。
11月6日(日)、坂下真紀子さん、遠藤節子さん、熊谷美保子さん、大槌聡子さん、坂下晃さんの5名が高浜仮設団地(44戸)の集会所を訪れました。本当は他にも参加を希望するメンバーがいたのですが、集会所の広さを考慮して5名にしたそうです。
この日はあいにくの雨。開始時刻の午前10時には、まだ参加者が集まってきませんでした。「ずっと被災の光景を見ていると気が滅入る」ということで、被災地域では土日になると内陸に出かける傾向があるといいます。「誰も来ないかな」と少し心配していましたが、1人、2人と集会所に来始め、「友だちに声をかけてくる」という方もいて、5人の参加者が集まりました。
「最初は3B体操といって、宮古弁だとサンビーは『さんびー(寒い)』だけど、暖かくなる体操からやってみます」と坂下(真)さんが宮古弁で雰囲気を和ませ、体操が始まりました。3B体操の用具ベル(空気の入ったクッション)を握ったり、胸の前で両手で押さえたり、膝で挟んだり、いくつかの動作を簡単に説明した後、松の木小唄や加山雄三などの懐メロ、氷川きよしのヒット曲などに合わせて体操します。宮古市レク協会のメンバーが交代でリードし、一曲終わるたびに上着を脱いだり、「暖かくなった」、「暖房を切ろう」という声が聞こえてきたりしました。
4、5曲終わったところでお茶を飲みながらの休憩です。仮設住宅での生活の様子を聞いている時、「あれ、娘の同級生だよね」と参加者の方。メンバーの一人が、実はここに住む方と知り合いだったことがわかりました。地元の言葉でコミュニケーションがとれ、かつての繋がりが、より一層打ち解けた関係にする。地元のレク協会が支援活動をする良さなのかもしれません。
後半は、道具を使わない歌体操やゲームを楽しみました。指、腕、胴など身体を伸ばしたりねじる体操では、皆さんから「気持ちいいね」という声が。「スキヤキじゃんけん」(カードに描かれたスキヤキの材料を集めるゲーム)では、袋の中からカードを引くたびに、期待外れや期待通りの結果に大きな笑い声が上がっていました。
「笑った、笑った」と参加者の皆さん。仮設住宅の暮らしで、「家にいると笑うことが少ない」と話してくださった方もいました。皆さん「また来るから」と言って集会所を後にされました。
宮古市内には仮設住宅が62カ所設置されていますが、8割が40戸以下、5割が20戸以下と、多くが小さな規模の仮設住宅です。宮古市レク協会の皆さんは、「参加する方が少なくても、こうした小さな仮設住宅をできるだけ支援していきたい」と話してくれました。
活動が終わると、「久しぶりによく笑った」という声がよく聞かれます。
地元の言葉でコミュニケーション。地元のレク協会が支援する良さです。
膝を曲げづらい方は椅子に座って。それぞれの状況に合わせて身体を動かします。
楽しみながら身体を動かし、4、5曲の体操もあっという間です。
17回の活動に553人が参加
遠野市レクリエーション協会
3月11日の震災からおよそ1カ月たった4月17日、遠野市レクリエーション協会が被災地の子どもたちを遠野市に招き、豊かな自然の中で伸び伸びと遊んでもらう活動を始めました。この活動は遠野まごころネットと連携した「恵みの森自然学校」として、10月30日までの間に柏木平レイクリゾートで17回実施され、553人の被災地の子どもたち、親子が参加しました。活動を支えたボランティアの数も495人にのぼっています。
11月5日にはこれまでの活動を振り返り、ボランティアを慰労する会が開かれました。この中で遠野まごこころネットの荒川栄悦副代表から、壊滅的な被害を受けた被災地から多くの子どもたちを招くことができ新聞などでも評価されたことや、こうした活動も含めた遠野市の後方支援活動が、第64回岩手日報文化賞社会部門を受賞したことが報告されました。
この活動には大槌町、釜石市、大船渡市、陸前高田市の14の小学校などから子どもたち・親子が参加しました。遠野市レクリエーション協会は、冬期にこれらの小学校を訪問してレクリエーション支援の活動を行い、4月頃から遠野に子どもたちを招く同様の活動を始める予定です。また、同協会は釜石市や住田町の仮設住宅の支援も始めています。